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北条の秋祭り ほうじょうのあきまつり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

北条の秋祭り
ほうじょうのあきまつり

愛媛県松山市北条地区の国津比古命神社,鹿島神社,高縄神社,宇佐八幡神社の秋祭りの総称。各社の祭りは,いずれも毎年 10月の体育の日を含む金曜日から月曜日に行なわれる。なかでも中心的な祭りは北条地区の総氏神で風早宮とも呼ばれる国津比古命神社と鹿島神社の祭りで,氏子各町が半鐘を打ち鳴らしてだんじりを担ぎ回ることから,風早の火事祭り(ひのことまつり)とも呼ばれる。国津比古命神社では,土曜日に例祭の神事があり,日曜日に氏子各町のだんじりの出迎えを受けて 4基の神輿が渡御する。神輿は,洪水で流された御神体が神託によって引き上げられたと伝わる大浜の御旅所で,いったん海中に投じられて引き上げられ,氏子区域を渡御したあと,夕刻に宮入りとなる。宮入りの際には,神社の石段上から神輿が壊れるまで勢いよく投げ落とされ,御神体だけが取り出されて本殿に帰る。鹿島神社では,月曜日に神輿の渡御が行なわれる。街を渡御した神輿は,明星川に投げ落とされる神輿禊ぎのあと神輿船に載せられ,櫂練りと呼ばれる,2隻の伝馬船をつなぎ華やかな花飾りを立てた船上で踊りを披露しながら進む櫂伝馬(かいてんま)に先導され,沖に浮かぶ鹿島神社に宮入りする。

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