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医療圏 イリョウケン

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デジタル大辞泉の解説

いりょう‐けん〔イレウ‐〕【医療圏】

地域の実情に応じた医療を提供する体制を確保するために、都道府県が設定する地域単位。日常生活に密着した保健医療を提供する一次医療圏(基本的に市町村単位)、健康増進・疾病予防から入院治療まで一般的な保健医療を提供する二次医療圏(複数の市町村)、先進的な技術を必要とする特殊な医療に対応する三次医療圏(基本的に都道府県単位)がある。→医療計画

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

医療圏

病床の整備を図るために都道府県が定める地域区分で、段階に応じて第1〜3次まで設定されている。1次医療圏は日常的な医療が提供される区域で、市町村が単位。2次医療圏は、比較的専門性がある入院を含む医療の提供が求められる区域で、県内は10地域に分かれている。最先端医療の確保が図られる3次医療圏は原則、都道府県が単位。2、3次医療圏は医療法に基づいて設定されている。

(2008-02-21 朝日新聞 朝刊 長野全県 2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

医療圏
いりょうけん

医療を効率的に提供するために都道府県が医療計画に従って設定する地域。日常に密着した保健医療を提供する一次医療圏、一般的な医療の二次医療圏、先進的な医療対応の三次医療圏がある。一次医療圏はおおむね市町村単位、二次医療圏は一体の区域として入院医療を提供することが相当である単位、三次医療圏は都道府県単位(北海道と長野県は複数の圏域を設定)である。このうち複数の市町村にまたがる二次医療圏では、日常医療に必要十分な病床数をもち、手術や救急などをこの地域で完結できることを目ざす。病床数の規制などもこの地域単位で行う。医療法に基づき、厚生労働省が、地域のつながりや交通事情を考慮して範囲を定める。各都道府県ごとに3~20程度に区分けして二次医療圏を設定しており、その数は全国で344ある(2013)。二次医療圏は2割が大都市、4割が地方都市、4割が過疎地に分類され、規模や格差が大きい。面積は北海道が広く大都市は狭く、最大の十勝地区は最小の尾張(おわり)中部の約260倍、人口は最大の大阪市が最小の島根県隠岐(おき)地域の約120倍、人口密度は最大と最小の格差が約1200倍もある。人口10万人当りの医師数の格差は約30倍、病床数の格差は20倍である。高速道路網など交通事情の変化、ドクターヘリなど救急搬送手段の変化、各種拠点病院網、国民健康保険の広域化などに伴う、二次医療圏の大幅な整理、改定、さらにはそれにとらわれない医療提供体制の変革が課題になる。[田辺 功]

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