十勝岳温泉(読み)とかちだけおんせん

日本歴史地名大系 「十勝岳温泉」の解説

十勝岳温泉
とかちだけおんせん

上富良野町の東端、十勝岳の中腹西斜面標高一二八〇メートル付近にある温泉。目の前に十勝岳(二〇七七メートル)富良野岳(一九一二・一メートル)がそびえ、富良野盆地を一望できる景勝地である。昭和三六年(一九六一)会田久左衛門が十勝岳の旧噴火口(安政火口)に安定した泉源を発見、同三九年火口直下に宿泊施設「凌雲閣」を建設して営業を開始、同四〇年には町営国民宿舎「カミホロ荘」も開業した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「十勝岳温泉」の意味・わかりやすい解説

十勝岳温泉
とかちだけおんせん

北海道中央部、上川(かみかわ)総合振興局管内の上富良野町(かみふらのちょう)にある温泉。十勝岳温泉郷として国民保養温泉地指定。十勝岳の西斜面、標高1280メートルに位置し、道内温泉中の最高所にある。1959年(昭和34)発見され、1963年以降宿泊施設ができた。泉質は含鉄泉。露天風呂(ぶろ)から安政(あんせい)火口を間近に眺められるなどきわめて雄大な景観に囲まれている。富良野岳、上ホロカメットク山などへの登山基地にあたる。JR富良野線上富良野駅からバスの便がある。

岡本次郎

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デジタル大辞泉プラス 「十勝岳温泉」の解説

十勝岳温泉

北海道空知郡上富良野町、道中央部、十勝岳の中腹にある温泉。1967年、十勝岳温泉郷として国民保養温泉地に指定。

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