南京黄櫨(読み)ナンキンハゼ

デジタル大辞泉 「南京黄櫨」の意味・読み・例文・類語

ナンキン‐はぜ【南京黄櫨】

トウダイグサ科の落葉高木。菱形の葉は長い柄で互生し、秋に紅葉する。春から夏、黄色穂状の花が咲き、穂の上部雄花、基部が雌花。実は黒褐色に熟し、種子からろうをとる。中国の原産で、九州の一部に自生庭木にする。乾燥した根皮漢方烏桕うきゅうといい、利尿薬にする。

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精選版 日本国語大辞典 「南京黄櫨」の意味・読み・例文・類語

なんきん‐はぜ【南京黄櫨】

  1. 〘 名詞 〙 トウダイグサ科の落葉高木。台湾および中国原産で、庭木として栽植され、九州の一部では野生化している。高さは五メートルぐらい。葉は長さ四~七センチメートルの菱形状卵形で長柄をもち先端が尾状にとがり、秋、紅葉する。雌雄同株。春から夏にかけ、小さな黄色の単性花を穂状につける。果実は扁球形で黒く熟す。種子から脂肪をとり、石けんや蝋燭(ろうそく)をつくる。漢方では根皮を乾かしたものを烏臼(うきゅう)といい、利尿薬に用いる。漢名、烏桕。りゅうきゅうはぜ。とうはぜ。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「南京黄櫨」の解説

南京黄櫨 (ナンキンハゼ)

学名Sapium sebiferum
植物。トウダイグサ科の落葉高木,園芸植物

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