原発性アルドステロン症(読み)げんぱつせいあるどすてろんしょう(英語表記)Primary Aldosteronism

家庭医学館の解説

げんぱつせいあるどすてろんしょう【原発性アルドステロン症 Primary Aldosteronism】

[どんな病気か]
 副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンの一種であるアルドステロン(塩類ホルモン)が過剰に分泌(ぶんぴつ)されて高血圧をおこす病気で、30~40歳の女性に多くみられます。
 アルドステロンが過剰に分泌されると、血中のナトリウムの量が増え、かならず高血圧がおこります。最高血圧も最低血圧も、ともに上がりますが、とくに最低血圧が上昇するのが特徴で、100を超えることが多いようです。
 また、血液中のカリウムが減少する(低(てい)カリウム血症(けっしょう))ため、カリウムを大量に必要とする筋肉の力が弱り、四肢(しし)(手足)がまひします。
[原因]
 副腎の皮質に腫瘍(しゅよう)ができたり、組織の異常な増殖(過形成)がおこると、アルドステロンが過剰に分泌されることが原因です。
[検査と診断]
 高血圧、低カリウム血症がみられ、血液中のレニンの値が低く、アルドステロンの値が高ければ、診断がつきます。
 診断を確実にするには、さらに副腎のシンチグラフィー、CTスキャン、MRIなどの画像診断を行ない、副腎静脈血中のアルドステロンの値を測定します。
 これによって、腫瘍や過形成の状態もわかります。
[治療]
 腫瘍があるときは、それを摘出します。過形成が原因であるときは、アルドステロンのはたらきを抑える薬剤を使用します。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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