原芸庵(読み)はら うんあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「原芸庵」の解説

原芸庵(初代) はら-うんあん

1643-1716 江戸時代前期-中期医師
寛永20年生まれ。京都医術をおさめ,伊藤仁斎儒学をまなぶ。当時精通する者がいなかった中国の医書傷寒論」を研究,その著者張仲景(ちゅうけい)の治療法を実践した。享保(きょうほう)元年8月10日死去。74歳。播磨(はりま)(兵庫県)出身。名は永貞。

原芸庵(2代) はら-うんあん

?-1776* 江戸時代中期の医師。
初代原芸庵の子。父の跡をつぐ。京都から江戸にうつって,傷寒(漢方医学における急性熱病)を専門とした。安永4年12月22日死去。名は善材(よしき)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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