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友釣(り) トモヅリ

世界大百科事典 第2版の解説

ともづり【友釣】

アユを釣る方法の一つ。アユは石に付着したケイ藻類を餌とし,そこになわばりをつくるので,ほかのアユが近づくと,これを排斥しようとする。このなわばり意識と闘争心の習性を利用したのが友釣である。まずおとりのアユを用意し,このアユの鼻孔に丸い形をした〈鼻環(はなかん)〉を通す,この環から糸をだしてアユの尻びれに針を打ち,さらにその後方に1本か2本,または3本いかりの掛け針をつける。掛け針の位置は尾ひれから1cm以内にあるのが標準である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の友釣(り)の言及

【アユ(鮎)】より

…まだ動物食のころは,昆虫に似せた毛針を水中に沈め川底を流して釣る沈み釣り(どぶ釣り)があり,毛針の種類とその精巧さには目を見張るものがある。アユのなわばり行動を利用して,おとりアユをなわばり域に近づけ,それに攻撃してくるアユをおとりアユのまわりに配した針で引っ掛けて釣る〈友釣り〉は,手ぎわよさといかにアユの好むポイントを見つけるかが肝心である。そのほかに,かなりの熟練を要するものに浅瀬をひき回してアユを引っ掛ける〈ころがし〉,深いところから上へしゃくり上げて引っ掛ける〈しゃくり〉などがある。…

※「友釣(り)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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