精選版 日本国語大辞典 「双対原理」の意味・読み・例文・類語 そうつい‐の‐げんりサウツイ‥【双対原理】 〘 連語 〙① 射影幾何学の原理の一つ。定理にあらわれる点という用語と直線という用語とを交換して得られる命題がまた定理であるというもの。「二点を通る直線はただ一つ存在する」とともに「二直線を通る(二直線に含まれる)点はただ一つ存在する」も定理となる類。② ブール代数の原理の一つ。公式にあらわれる記号∪、∩を交換してえられる式がまた公式であるというもの。a∪b= b∪a とともに a∩b=b∩a も公式となる類。 そうたい‐の‐げんりサウタイ‥【双対原理】 〘 連語 〙 ⇒そうついのげんり(双対原理) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
法則の辞典 「双対原理」の解説 双対原理【principle of duality】 マクスウェルの電磁場方程式*の既知の解において,E を H で,H を -E で,ε を μ で,μ を ε で置換すると別の解が得られる. 双対原理【duality principle,principle of duality】 電気回路解析において,どの定理においても,ある量を双対な量に置き換えても同じように成立する.双対な二つの量とは,電流と電圧,インピーダンスとアドミッタンス,回路網と節点などである. 双対原理【principle of duality,duality principle】 ある定理が真であるとき,その双対性によって,おのおのの対象と作用を置き換えることで得られる命題も真であるという原理をいう. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報