双輪(読み)ソウリン

デジタル大辞泉 「双輪」の意味・読み・例文・類語

そう‐りん〔サウ‐〕【双輪】

二つ車輪前後または左右の車輪。
二つがそろってはじめて用をなす物事のたとえ。
快楽実用とは、文学両翼なり、―なり」〈透谷・明治文学管見〉

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精選版 日本国語大辞典 「双輪」の意味・読み・例文・類語

そう‐りんサウ‥【双輪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二つの車輪。前後または左右の車輪。また、そのような一対の車輪が装置されているもの。
    1. [初出の実例]「双輪潜轂輾、二御秘馳」(出典田氏家集(892頃)下・歳暮詩)
    2. [その他の文献]〔張籍‐車遙遙詩〕
  3. 双方がそなわってはじめて用をなし、片方が欠ければ用をなさなくなる物事をたとえていう。
    1. [初出の実例]「快楽と実用とは、文学の両翼なり、双輪なり」(出典:日本文学史骨(1893)〈北村透谷〉一)

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普及版 字通 「双輪」の読み・字形・画数・意味

【双輪】そうりん

両輪

字通「双」の項目を見る

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