原本の上に紙をのせ、透写(すきうつ)しによって筆跡を写す模写方法で、中国・唐代(7~10世紀)に発達した。文字の大きさ、形、運筆の速度、緩急、筆圧、そして墨色などを原本どおりに丹念に書き写すため、肉筆(にくひつ)と区別がつかないほど精妙なものもある。「双鉤」は文字の輪郭を細い墨の線で写し取ることで、わが国ではこれを籠字(かごじ)という。「填墨」は籠字の中を墨で塗りつぶすこと。わが国伝存の遺品としては、奈良時代に将来された中国・東晋(とうしん)の王羲之(おうぎし)の筆跡の模写『喪乱帖(そうらんじょう)』(宮内庁)、『孔侍中帖(こうじちゅうじょう)』(東京、前田育徳会)がよく知られる。
[名児耶明]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...
1/16 デジタル大辞泉プラスを更新
1/16 デジタル大辞泉を更新
12/10 小学館の図鑑NEO[新版]魚を追加
10/17 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
8/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新