デジタル大辞泉プラス 「名もなき道を」の解説 名もなき道を 高橋治の小説。1988年刊行。自身の小説「別れてのちの恋歌」とともに、第1回柴田錬三郎賞を受賞。病院長の息子ながら色覚異常のため医師になることが出来ず、司法試験で20回不合格となった挙句に変死する主人公の破滅的な人生と、周囲の人々の関わりを描く。主人公のモデルとされた人物の家族によりプライバシー侵害訴訟が起こされたが、1999年に和解が成立。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報