デジタル大辞泉 「吾妻問答」の意味・読み・例文・類語 あずまもんどう〔あづまモンダフ〕【吾妻問答】 室町中期の連歌論書。宗祇そうぎ著。1巻。応仁元年(1467)か文明2年(1470)の成立。連歌の歴史と、作句の技術・心構えを実例を挙げて問答体で述べたもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「吾妻問答」の意味・読み・例文・類語 あずまもんどうあづまモンダフ【吾妻問答】 室町時代中期の連歌学書。一巻。宗祇著。文正二年(一四六七)頃成立。問答形式で、連歌の歴史、先人の佳作や作風、作法、心構えなどを細かく示す。別名、角田川(すみだがわ)。また、宗祇問答とも。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「吾妻問答」の意味・わかりやすい解説 吾妻問答 (あづまもんどう) 連歌論。1巻。別名《すみだ川》。宗祇の初期の著作で,1467年(応仁1)または70年(文明2)に,長尾孫四郎(景春か)などの東国武士に書き送った。連歌の歴史,付合(つけあい),学習法,作法故実などを,26条に分けて問答体で記述。宗砌(そうぜい)らの形成した連歌理論や体系を,初心者向けに具体的実用的に教示したもので,のちに《筑波問答》とともに代表的な作法書として尊重された。執筆者:赤瀬 信吾 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吾妻問答」の意味・わかりやすい解説 吾妻問答あづまもんどう 室町時代の連歌論書。『角田川 (すみだがわ) 』ともいう。宗祇 (そうぎ) 著。1冊。文明2 (1470) 年成立。連歌の歴史を上古,中古,当世の3期に分けて各期の代表作者について述べ,以下連歌の作法について,具体的に細かく説き,また連歌に本 (もと) とすべき句の体をあげるなど,連歌全般にわたって実践的に 26項目の問答体で述べている。二条良基の『筑波問答』とともに,後世尊重された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by