呉 三桂(読み)ごさんけい

旺文社世界史事典 三訂版 「呉 三桂」の解説

呉 三桂
ごさんけい

1612〜78
中国の明末〜清初の武将
遼東の出身。明の武将として山海関を守備したが,1644年,李自成の北京占領に際して清に降伏,清軍を中国内地に引き入れて陝西 (せんせい) ・四川貴州雲南を平定し,南明の永明王を降伏させた。清朝から平西王に任ぜられ,雲南・貴州で軍閥的勢力をふるった。清朝の康熙 (こうき) 帝の撤藩政策に反対して反乱を起こし(三藩の乱,1673〜81),湖南省即位を宣言した直後,病死

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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