改訂新版 世界大百科事典 「呉満有運動」の意味・わかりやすい解説
呉満有運動 (ごまんゆううんどう)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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中国、抗日戦争の時期に解放区で展開された生産増強運動。中国共産党は1937~45年、解放区での生産増強を目ざし、ソ連のスタハノフ運動に倣って労働英雄制度をつくり、毎年労働英雄を表彰したが、43年延安で開かれた第1回労働英雄大会において農業労働模範の筆頭に選ばれたのが貧農の呉満有であった。彼は陝甘寧(せんかんねい)辺区で荒れ地を開墾し、労働を重んじ、合理的な経営で貧農から新式富農への可能性を示した。当時中国共産党は統一戦線の要請から、一時土地改革を停止して農業生産の発展に全力を注いでいた。こうしたなかで43年には『呉満有』という詩も生まれた。その後、呉満有は国民党軍に逮捕されたといわれるが、消息はさだかでない。
[山下龍三]
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