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周立波 しゅうりっぱZhou Li-bo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

周立波
しゅうりっぱ
Zhou Li-bo

[生]光緒34(1908).8.9.
[没]1979.9.25. 北京
中国の小説家。湖南省の人。苦学して 1928年上海で大学に入ったが,左翼学生運動に参加して退学,その後革命運動に参加して入獄。抗日戦争中は八路軍に従って文化,政治工作に活躍,ルポルタージュ『晋察冀辺区印象記』などを書き,また M.ショーロホフの『開かれた処女地』を訳した。解放後,東北の土地改革工作に従事,その経験をもとにした長編『暴風驟雨』は 52年度のスターリン賞を獲得した。そのほか解放後の工業建設に題材をとった『鉄水奔流』 (1953) ,農村の社会主義協同化を主題にした『山郷巨変』 (58) などがある。文化大革命で批判されたが,四人組批判以前から,作家としての地位を回復した。

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百科事典マイペディアの解説

周立波【しゅうりっぱ】

現代中国の小説家。湖南省益陽県生れ。本名周紹儀。代表作の長編《暴風驟雨》(1948年)のほか《鉄水奔流》(1954年),《山郷巨変》(1959年),《湘江一夜》(1978年)がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうりっぱ【周立波 Zhōu Lì bō】

1908‐79
中国,現代の小説家。湖南省益陽県の人。本名周紹儀。1930年代より,liberty(自由,解放)によってペンネームを〈立波〉とした。方言を巧みに使用し,ショーロホフ《開かれた処女地》に学んだ構成を用いて農民を生き生きと描いた長編《暴風驟雨》(1948)が最大の業績であり,これはスターリン賞(1952)を得た。石景山製鋼所の工業建設を描いた《鉄水奔流》(1954)と湖南農村の社会主義建設を描いた《山郷巨変》(1959)等の長編と,短編《湘江一夜》(1978)も注目される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

周立波
しゅうりつは / チョウリーボー
(1908―1979)

中国の小説家。本名周紹儀。湖南(こなん/フーナン)省益陽(えきよう/イーヤン)県の人。上海(シャンハイ)労働大学に学ぶ間に、中国共産党に入党。労働運動に参加して投獄されたこともある。ショーロホフの長編『開かれた処女地』の翻訳に従事し、『毎周文学』編集にあたった。日中戦争中、延安(えんあん/イエンアン)の魯迅(ろじん)芸術文学院で教鞭(きょうべん)をとり、『晋察冀(しんさつき)辺区印象記』『第一夜』『雀』などを書いた。解放後、東北(とうほく/トンペイ)の土地改革を描いた長編『暴風驟雨(しゅうう)』(1948)でスターリン文学賞を受賞した。長編『山郷巨変』は同作品の姉妹編で、湖南省のある農業生産合作社が舞台となっている。このほか、石景山(せきけいざん/シーチンシャン)鋼鉄廠(しょう)における体験を中編小説化した『鉄水奔流』(1955)や『周立波選集』(1959)などがある。[前田利昭]
『鹿地亘・安島彬訳『暴風驟雨 上』(1951・ハト書房) ▽西城秀枝訳『中国革命文学選 山郷巨変』上中下(1964~65・新日本出版社) ▽三好一・池田幸子訳『奔流』(1956・三一書房)』

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