唐綿(読み)トウワタ

関連語 タウ 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「唐綿」の意味・読み・例文・類語

とう‐わたタウ‥【唐綿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物わた(綿)」の異名。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「唐(タウ)わたとやら云ふて悪いわたがあるぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)七)
  3. ガガイモ科の一年草。南アメリカ原産で、観賞用に温室庭園で栽培される。高さ〇・六~一・三メートル。茎を切ると白い乳液を出す。葉は柄をもち対生する。葉身は披針形または長楕円形で両端がとがる。夏、葉腋から花柄を出し、黄赤色の花をつける。花冠は深く五裂し、くちばし状の突起をもつ黄色い副花冠がある。果実は披針形で長さ六~九センチメートルで、熟して裂けると白い冠毛がある種子が出る。漢名、蓮生桂子花。つるわた。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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