嗜む(読み)タシナム

デジタル大辞泉 「嗜む」の意味・読み・例文・類語

たしな・む【×嗜む】

[動マ五(四)]
このんで親しむ。愛好する。「酒を―・む」
このんでそのことに励んでいる。芸事などの心得がある。「謡曲を―・む」
つつしむ。気をつける。用心する。「少しは行いを―・みなさい」
前もって用意しておく。心掛ける。
「自然、ひげを剃らうと思うて、それがし剃刀かみそりを―・うだ」〈続狂言記・六人僧〉
見苦しくないように整える。
下女までも、堪忍なる程に―・みける」〈浮・好色盛衰記・四〉
[類語]好む好く気に入る

たし・む【×嗜む】

[動マ五(四)]このむ。すく。たしなむ。たしぶ。
御米は又酸いものを―・む人となった」〈漱石

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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