精選版 日本国語大辞典 「器局」の意味・読み・例文・類語 き‐きょく【器局】 〘 名詞 〙① 才能と度量。器量。[初出の実例]「義時有レ子、曰二泰時一。少有二器局一」(出典:日本外史(1827)四)「人物の器局の大小は単なる表面の仕事の秤量だけでは決せられない」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉一一)② 煎茶(せんちゃ)器具を飾ったり、納めておく箱。[初出の実例]「でも、お父さまのは、机や船(ふな)だんすがあったり、お煎茶の大きい器局(キキョク)を置いたりなさって」(出典:日も月も(1952)〈川端康成〉娘の居間) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「器局」の読み・字形・画数・意味 【器局】ききよく 才能と度量。器量。唐・王勃〔山亭に友人を思ふ序〕は以て天地を經すべく、局は以て江河を洩(ちくえい)すべし。字通「器」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の器局の言及 【煎茶道】より …水注には宝珠形,仙盞瓶形や提梁式のものなどがあり,材質も陶磁器,スズ,黄銅製などとさまざまである。このほかに茶盆,茶具敷,蓋置,炉屛,棚をはじめ道具の持ち運びに使用し,かつ手前座でも用いる器局や提籃など大小さまざまな煎茶具がある。流儀によって用いる茶器や名称も異なる。… ※「器局」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by