精選版 日本国語大辞典「器」の解説
き【器】
〘名〙
① うつわ。いれもの。器物。また、それを数えるのに用いる。
③ はたらきを備えたもの。機能あるもの。「消化器」「循環器」「感覚器」などの形で用いる。
うつわ うつは【器】
〘名〙 (古くは「うつわもの」の語形をとる)
① いれもの。容器。うつわもの。〔補忘記(貞享版)(1687)〕
② 器具。道具。
※読方入門(1884)〈文部省〉「たいこ、らっぱ、たいはうは、いくさのときのうつはなり」
③ 人物や才能などの大きさ。器量。
※歌林四季物語(1686)一「よかるべきうつはには位をのぼせ」
④ 女陰。
※雑俳・末摘花(1776‐1801)二「初会にはうつわをかすとおもふ也」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報