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国境なき医師団 こっきょうなきいしだん Médecins Sans Frontières; MSF

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国境なき医師団
こっきょうなきいしだん
Médecins Sans Frontières; MSF

非営利の国際的な民間医療・人道援助団体。1971年,フランス赤十字社の対外救護活動に参加した青年医師らがパリで結成した。戦災や天災の際に医師の救助を必要とする人々がいれば,だれからも干渉や制限を受けることなく,人種や政治,宗教にかかわらず国境を突破してでも救援に赴くという活動方針に特色がある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

国境なき医師団

ブリュッセルに国際事務局本部を置き、世界19カ国に支部を持つ国際医療ボランティア団体。1968年のビアフラ飢餓救済活動に参加した医師らを中心に、71年に結成された。フランスほか欧州を中心に、15カ国の医師や看護師約6000人が登録している。92年に日本にも事務局が設置された。戦災地、難民キャンプ自然災害被災地等での救助にあたるほか、イラン・イラク戦争ではイラク毒ガス使用の調査もした。平均して毎年、60〜80カ国に2000〜3000人を派遣している。年間3億ユーロ前後の予算の約80%は市民からの寄付、残りは欧州連合(EU)及び国連難民高等弁務官事務所からの資金提供で賄う。類似団体として、80年に結成され、パリに本部を置く世界の医師団(MDM、約2500人)がある。

(最上敏樹 国際基督教大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

国境なき医師団

紛争や自然災害などの理由から人道上の困難に直面し、医療を受けることのできない人々を援助するNGO。本部はパリ。

(2009-09-02 朝日新聞 朝刊 秋田全県 2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

こっきょうなき‐いしだん〔コクキヤウなき‐〕【国境なき医師団】

ボランティアの医師・看護師を中心に、地震、洪水、戦争、飢餓などが発生した場合、世界中のどこでもかけつけて被災者や難民の緊急医療活動にあたる団体。1971年フランスで創設。日本をはじめ世界19か国に支部があり、スイスに各支部の連絡調整機関としてMSFインターナショナルがある。1999ノーベル平和賞受賞。MSF(Médecins Sans Frontières)。

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百科事典マイペディアの解説

国境なき医師団【こっきょうなきいしだん】

フランス語でMedecins sans Frontiers(略称MSF),英語でDoctors without Borders。1968年ビアフラ(ビアフラ戦争)に派遣された医師と1969年東パキスタンに派遣された医師が帰国後,これまでの限界を超えた緊急医療援助団体として,1971年にフランスで結成。
→関連項目ノーベル平和賞

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国境なき医師団
こっきょうなきいしだん
Mdecins Sans Frontiresフランス語

民間の医療・人道援助を目的として、国際的に組織された非営利の民間機関(NGO=非政府組織)。具体的には、世界各地において戦災、天災、飢餓などで苦しむ人々の医療救護活動を行う。略称MSF。
 1968年にビアフラ戦争(ナイジェリア戦争)時の飢餓救済活動に参加した医師たちによって1971年に結成された。2009年現在、19か国に支部が置かれ、年間4600人以上の医師・看護師などが世界65か国で援助活動を行っている。日本には1992年(平成4)に事務局が置かれ、1997年からは支部となった。1999年に東京都から特定非営利活動法人として認められ、2002年には認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)として国税庁の認定を受けた。北朝鮮、アフガニスタンでも活動を行っていたが、北朝鮮では政府から厳しい活動制限を受け1998年に撤退、アフガニスタンでは2004年にスタッフが数名殺害されたことをきっかけに撤退した。その活動資金は、市民からの醵金(きょきん)のほか、ヨーロッパ連合(EU)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの資金提供も受けている。日本支部の所在地は、東京都新宿区。1999年ノーベル平和賞を受賞した。[宮崎繁樹]
『国境なき医師団日本編『国境なき医師団 活動報告』(1998・国境なき医師団日本) ▽ロニー・ブローマン著、高橋武智訳『「明日への対話」人道援助、そのジレンマ――「国境なき医師団」の経験から』(2000・産業図書) ▽国境なき医師団日本監修、早乙女勝元・山本耕二編『写真絵本 国境なき医師団』全6巻(2005~06・大月書店)』

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