国立健康・栄養研究所(読み)こくりつけんこうえいようけんきゅうじょ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「国立健康・栄養研究所」の意味・わかりやすい解説

国立健康・栄養研究所
こくりつけんこうえいようけんきゅうじょ

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所を構成する研究所の一つ。国民の栄養改善を目的として創立された日本で唯一の健康と栄養に関する総合研究所。国民の健康・栄養状態に対応して研究目標を時代に適応させてきている。英語名はNational Institute of Health and Nutrition、略称はNIHN。1920年(大正9)「栄養研究所」として内務省創設。1938年(昭和13)厚生省移管、その後、幾度かの合併改組を経て、1947年(昭和22)「国立栄養研究所」となった。1949年より厚生省の付属機関。1989年(平成1)、国立健康・栄養研究所と改称された。2001年(平成13)1月、省庁再編に伴い厚生労働省の施設等機関となり、同年4月に独立行政法人となった。

[宮崎基嘉]

 2015年4月、独立行政法人医薬基盤研究所との統合により医薬基盤・健康・栄養研究所となり、同研究所内の組織の一つとなった。所在地は東京都新宿区戸山。

[編集部 2017年6月20日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国立健康・栄養研究所」の意味・わかりやすい解説

国立健康・栄養研究所
こくりつけんこう・えいようけんきゅうじょ

栄養を基盤とした食生活改善のための調査研究を行ない,公衆衛生向上増進をはかる国立の研究所。 1920年に内務省栄養研究所として創設され,1938年厚生省設置と同時に同省に移管,国立栄養研究所になる。 1989年国立健康・栄養研究所に名称を変更し,2001年に独立行政法人となった。

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