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国際砂漠・砂漠化年2006 こくさいさばくさばくかねん2006/こくさいさばくさばくかねんにせんろく International Year of Deserts and Desertification

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知恵蔵2015の解説

国際砂漠・砂漠化年2006

2004年9月に開かれた第58回国連総会で採択された国際年で、砂漠化防止の必要性を国際社会に訴えている。砂漠化は、世界の全ての気候帯において生じているが、その影響を最も強く受けているのが乾燥地域である。乾燥地域は、乾燥度指数(年間可能蒸発散量に対する年間降雨量の比率として算出)によって細区分され、同指数が0.05未満を極乾燥(砂漠)、0.2未満を乾燥、0.5未満を半乾燥、及び0.65未満を乾性半湿潤地域と呼んでいる。世界全体で砂漠化の影響を受けている土地面積は約36億haで全陸地の25%、また砂漠化地域の人口数は9億人に達すると推定されているが、その大半はアフリカアジアに集中している。砂漠化の主な要因は、年間降雨量の減少などの気候変動のほか、過放牧、森林の過剰伐採、不適切な水管理による塩類集積などであるが、人為的要因としては過放牧による被害が最も多く、世界の砂漠化の35%を占めている。大陸別では、オーストラリアで90%、アフリカで58%、及びアジアで32%が過放牧に起因すると言われている。1950年から2001年にかけて、世界の人口は25億人から61億人に増加したが、同期間中に牛・羊・山羊の頭数も17億6000万頭から32億8000万頭に増加したと推定されている。また、耕作可能な乾燥地における砂漠化地域の割合は、アジアで37%、アフリカで29%に達しているが、当該地域における農業生産を極めて困難なものにすると同時に、絶対的貧困層の増加に拍車をかけている。このため、この国際年では、とりわけアフリカ諸国をはじめとする後発発展途上国で実施されている、植林活動や水資源開発などの砂漠化防止活動に対して、国連諸機関と連携しつつ支援するよう呼びかけている。

(室井義雄 専修大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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