国際組織犯罪(読み)コクサイソシキハンザイ

デジタル大辞泉 「国際組織犯罪」の意味・読み・例文・類語

こくさい‐そしきはんざい【国際組織犯罪】

国境を越えて組織的に行われる犯罪

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「国際組織犯罪」の解説

国際組織犯罪

グローバル化進展に伴い、国境や民族的な隔たりを越えて大規模かつ組織的に実行される犯罪。薬物銃器の不正取引、盗難品の密輸人身取引ほかマネーロンダリング(資金洗浄)などの金融経済犯罪が挙げられる。近年の特徴として、インターネットによるサイバー犯罪など、IT技術が駆使されるようになり、手口の悪質、巧妙化が進んでいる。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

百科事典マイペディア 「国際組織犯罪」の意味・わかりやすい解説

国際組織犯罪【こくさいそしきはんざい】

国際的な組織犯罪の複雑化・深刻化に効果的に対処するために,国際社会全体が協力して取り組むことが不可欠との認識が高まり,〈国際的な組織犯罪の防止に関する国連条約〉が国連総会において採択された(2000年11月)。日本は2003年5月に国会承認。条約締結国には重大犯罪にかかわる(1)共謀,組織的犯罪の参加,(2)マネー・ローンダリング,(3)自国公務員による贈収賄,(4)司法妨害などについて犯罪とみなし,処罰することが義務づけられる。同条約は,2003年9月に発効。→国際犯罪組織犯罪
→関連項目人身売買

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android