地下ダム(読み)チカダム(その他表記)underground dam

デジタル大辞泉 「地下ダム」の意味・読み・例文・類語

ちか‐ダム【地下ダム】

地中に水を通さない止水壁をつくり、地下水を堰き止めて水を貯める施設日本では、水を通しやすい琉球石灰岩地層をもつ沖縄県島々で利用される。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「地下ダム」の意味・わかりやすい解説

地下ダム
ちかだむ
underground dam

地下水の流れをせき止め、地下水層に水を貯留するために地中につくられる遮水壁。地下ダムは地中にトレンチを掘り、その中にコンクリート打設したり、地中に鋼矢板を打ち込んだり、ボーリングした孔(あな)にセメントミルクを高圧で注入したりしてつくる。地下ダムにより地下水層の間隙(かんげき)に貯められた水は井戸で揚水し、利用する。

[鮏川 登]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地下ダム」の意味・わかりやすい解説

地下ダム
ちかダム

地下の帯水層に豊水期の河川水を注入し,その貯留効果を利用して水供給を行い,あわせて地盤沈下防止のための地下水の涵養をはかろうとするもの。砂漠緑化のために地下ダムを活用しようという計画もあり,積極的に調査研究が進められている。

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