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地盤改良 じばんかいりょうsolidification of ground

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地盤改良
じばんかいりょう
solidification of ground

建築物その他の地上建設物の設置,地下構造物または隧道建設,鉱山の坑道掘削などの目的に対し,地盤,地質条件が適切でない場合,その目的に適合するように地盤強度その他の地質条件を改良すること。

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百科事典マイペディアの解説

地盤改良【じばんかいりょう】

地盤の支持力の増加,沈下・ふくれ上がりの防止等のため地盤を人工的に改善すること。悪質土を良質土に置き換える置換え工法,ウェルポイント工法等を含む締固め工法サンドドレーン工法(水を吸い上げる砂柱をつくる)・プレローディング工法(あらかじめ地盤に載荷し圧密沈下後建造する)・電気浸透工法(地盤中に電極を埋め直流を流すと陰極に水が集まるのでこれを揚水する)などの脱水圧密工法,セメントや地盤注入剤を注入したり,多数の管を挿入し冷却水を送って凍結硬化させるなどの工法がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

じばんかいりょう【地盤改良 soil improvement】

構造物を建設する場合など,自然のままの地盤では目的を果たしがたいことがある。このような場合にその地盤をその目的に適した性質に改良することが行われる。これを地盤改良という。農業の生産性を高める目的で土壌の性質を改良する土壌改良とは区別されるのがふつうである。 地盤改良の古くからの例として,古代からの道路の歴史にそれを見ることができる。車は前3000年ころにはすでに発明されていたといわれているが,車などを利用する交通路は,自然地盤のままでは軟弱なために不適当な場合があり,しばしば改良しなければならなかったであろう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地盤改良
じばんかいりょう

構造物を地盤上に構築する場合、あるいは地盤を掘削したり、土を建設材料として用いるような場合に、自然のままの地盤では安定性が不足することがしばしばある。このようなとき、人工的な手を加えて地盤または土の性質を改良することを地盤改良という。道路、滑走路の路床、路盤など比較的浅い基礎地盤を対象とした改良は土質安定処理との呼び名で区別されることもある。
 構造物および地盤の安定性を確保するうえで問題となるのは、地盤の破壊・沈下および水の浸透、排水にかかわる問題に集約され、土の性質のうち強度特性、圧縮特性および透水性の改良が地盤改良の主目的とされる。方法としては、(1)不良土を良質土に置き換える置換(ちかん)工法、(2)土を締め固めて人工的に密度を増加させる方法、(3)土粒子間の水分を除去し圧密を促進させることにより密度を増加させる方法、(4)固結材を攪拌(かくはん)混合したり土粒子間に注入して固結させる方法、およびこれらの併用工法がある。
 近年、構造物の大型化、大重量化の傾向が著しく、しかも建設用地の事情から埋立地や沖積低地などの軟弱な地盤に立地せざるをえないことが多くなり、さらに陸上だけでなく海域にまで施工領域が拡大され、海底地盤の改良が必要とされることも多くなってきた。また、急速施工が社会的に要請され、従来のように自然に地盤が落ち着くのにあわせて工事を進行させるような方法をとることが困難になってきた。このような背景のもとに軟弱地盤改良技術は急速に発展し、現在、多種多様な工法が実用に供され、工事の目的と条件に応じ適宜使い分けられている。[河野 彰・清水 仁・鴫谷 孝]

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