埋め草(読み)うめくさ

日本大百科全書(ニッポニカ)「埋め草」の解説

埋め草
うめくさ

原義は、穴を埋めるのに使ったや雑木のこと。これになぞらえて、新聞の整理や大組み、雑誌記事のページごとのまとめの際、予定外の空白部が生じたとき、そこにはめ込む小さい記事や雑文のことをさす。これらは、通常は没(不使用)になる記事、本文部分に関連するトピック・読み物、反復して使える告知・小型広告など、「鮮度」に関係ないものであることが多く、編集部に常時用意されている。

[桂 敬一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉「埋め草」の解説

うめ‐くさ【埋め草】

空いたところや、欠けた部分を埋め補うもの。雑誌・新聞などの余白を埋めるために使う短い記事。「埋め草原稿」
城攻めのとき、堀や溝を埋めるために用いる草やその他の雑物。
「堀溝をうめん為に、―三万余荷を」〈太平記・二〇〉

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世界大百科事典内の埋め草の言及

【サイレージ】より

…牧草,青刈作物など水分含量の多い飼料をサイロに詰め込んで発酵させ貯蔵した飼料。埋め草ともいう。家畜は年間を通じて飼料を必要とするが,飼料となる植物は生産に季節性がある。…

※「埋め草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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