城市(読み)ジョウシ

精選版 日本国語大辞典 「城市」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しジャウ‥【城市】

  1. 〘 名詞 〙 ( 昔、中国では城壁に囲まれた中に、城を中心として市街があったところから ) 城壁に囲まれた市街。転じて、王城のある土地。都会。また、城のあるまち。城下町。
    1. [初出の実例]「城市元無好、林園賞有余」(出典懐風藻(751)暮春於弟園池置酒〈藤原万里〉)
    2. 「四十二で城市へかへりて」(出典:随筆・胆大小心録(1808)六九)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐趙策・孝成王〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「城市」の解説

城市
かつらぎし

2004年10月1日:北葛城郡當麻町新庄町合併・市制施行
【當麻町】奈良県:北葛城郡
【新庄町】奈良県:北葛城郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

普及版 字通 「城市」の読み・字形・画数・意味

【城市】じよう(じやう)し

城邑。〔韓非子愛臣大臣の祿大なりと雖も、威を市に(か)ることを得ず。黨與衆(おほ)しと雖も、士卒を臣とすることを得ず。

字通「城」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android