壬午の変(読み)ジンゴノヘン

デジタル大辞泉 「壬午の変」の意味・読み・例文・類語

じんご‐の‐へん【壬午の変】

1882年(壬午の年)、朝鮮ソウルで起こった反日的クーデター。親日策をとる閔妃びんひ一派に反対して、大院君一派に率いられた兵士民衆が閔妃一派要人や日本人を殺害し、日本公使館を襲撃した。日清両軍の派兵によって鎮圧。この結果、清の指導権は強まり、日本も済物浦さいもっぽ条約を結んで貿易上の権益を拡大した。壬午軍乱

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精選版 日本国語大辞典 「壬午の変」の意味・読み・例文・類語

じんご【壬午】 の 変(へん)

  1. 干支(えと)で壬午の年にあたる明治一五年(一八八二)七月、朝鮮漢城(現在のソウル)で起こった反日的クーデター。開化派で親日的な閔妃一族が着手した軍制改革に反対して旧軍が起こしたもので、攘夷を唱える大院君一派の扇動もあって日本の軍人教官殺害、日本公使館襲撃事件に発展した。その結果、同年八月、済物浦(さいもっぽ)条約が結ばれた。

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