デジタル大辞泉
「変成男子」の意味・読み・例文・類語
へんじょう‐なんし〔ヘンジヤウ‐〕【変成男子】
仏語。仏の功徳によって女子が男子に生まれ変わること。女子には五障があって成仏が困難なので、男身を得て成仏する。
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へんじょう‐なんしヘンジャウ‥【変成男子】
- 〘 名詞 〙
- ① 仏語。女から変じて男になること。女子は五障があって成仏が困難とされていたところから、仏が慈悲の力をもってあるいは修験者が修法の力によって女子を男身に変えることが行なわれた。
- [初出の実例]「龍女が仏に成ることは、文殊の誘へとこそ聞け、さぞ申す、沙竭羅王の宮を出でて、変成男子として終には成仏道」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
- [その他の文献]〔法苑珠林‐六四〕
- ② 女歌舞伎が若衆歌舞伎に変わったことをいう。
- [初出の実例]「諸寺の僧達は、変成男子(ヘンジャウナンシ)の利やくはここなり、とよろこび」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)一)
- ③ 男装した女をいう。
- [初出の実例]「よい月夜変成男子落し佩し」(出典:雑俳・三尺の鞭(1753))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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変成男子
へんじょうなんし
仏教用語。「女性の身を変えて男性の身に成る」意。女人成仏の方法を示す語。女性はその身のままでは仏になることはできず,この世あるいは浄土で,男性に身を変えてそののちに成仏することができるという。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の変成男子の言及
【極楽】より
…鳥のさえずりや,水や風の音はそのまま説法となり,極楽の衆生はそれをきいて仏を念ずる。《大無量寿経》記載の第35願には変成男子(へんじようなんし)(女が男に変わること)の説がみられるから,極楽に女はいないことになるが,解釈のしかたによっては女は単に少ないだけということにもなる。 極楽の観念の起源については種々の説がある。…
※「変成男子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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