外交青書(読み)ガイコウセイショ

デジタル大辞泉 「外交青書」の意味・読み・例文・類語

がいこう‐せいしょ〔グワイカウ‐〕【外交青書】

日本外交実態を明らかにし、国民理解関心を深めるために、外務省毎年発行する文書。昭和32年(1957)の第1号刊行当時、英国議会の外交委員会報告書の表紙青色であったことにならってこの名称がつけられた。昭和61年(1986)以前に発行のものは「わが外交の近況」が表題

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共同通信ニュース用語解説 「外交青書」の解説

外交青書

日本を取り巻く国際情勢と日本の外交活動を記述した年次報告書。米国、中国、ロシア韓国北朝鮮などとの関係や、安全保障経済、国際協力と言った分野別の取り組みを説明している。外務省が1957年から毎年発行。閣議に報告される。英国議会の外交委員会報告書の表紙が青色だったことにならい「青書」と名付けられた。日本語版と、英語の全訳版のほかフランス語スペイン語の概要版を作成。いずれも外務省ホームページに掲載する。

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精選版 日本国語大辞典 「外交青書」の意味・読み・例文・類語

がいこう‐せいしょグヮイカウ‥【外交青書】

  1. 〘 名詞 〙 年一回発行される外務省の年次報告。他の白書類と区別するため青書と呼ばれる。正称は「わが国外交の近況」。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外交青書」の意味・わかりやすい解説

外交青書
がいこうせいしょ
diplomatic blue book

外務省が,日本の外交の現状将来の見通しなどを明らかにして発表する『わが外交の近況』。表紙が青色なので,この名がある。創刊は 1957年9月28日。(→青書

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