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外反肘 がいはんちゅうcubitus valgus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

外反肘
がいはんちゅう
cubitus valgus

腕を伸ばして体の両側につけたとき,肘のところで上腕軸と前腕軸とが一直線にならないで,前腕が外方に開いて角度をなすものをいう。人間の肘には生理的に5~12度程度の外反があるが,それ以上になると病的と考えられる。上腕骨顆上骨折後に病的な外反肘が起りやすい。佝僂 (くる) 病が原因のこともある。外反が高度になると尺骨神経麻痺を併発する。上腕骨の骨切り術を行えば,上腕と前腕のなす角度を正常に戻すことができる。

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デジタル大辞泉の解説

がいはん‐ちゅう〔グワイハンチウ〕【外反肘】

腕をまっすぐ下ろしたとき、肘(ひじ)を境に、上腕に比べて前腕が外側に反っている状態。

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家庭医学館の解説

がいはんちゅう【外反肘 Cubitus Valgus】

[どんな病気か]
 腕をまっすぐに伸ばしたとき、肘(ひじ)のところから親指側(外側)に弯曲(わんきょく)している変形を、外反肘といいます(「内反肘/外反肘」)。
 ほとんどは、上腕骨(じょうわんこつ)の下端(肘)の外側でおこった骨折(外顆骨折(がいかこっせつ))の後遺症が原因です。この部分での骨折は、骨が成長していく先端の部分である成長線(骨端線(こったんせん))にかかるために、変形がおこりやすいのです。
[症状]
 肘の変形が強いときは、成長とともに、肘の内側を走っている尺骨神経(しゃっこつしんけい)がしだいに引っ張られて、まひがおこることがあります。
 尺骨神経まひがおこると、小指にしびれや痛みが生じ、小指を伸ばすのが困難になったり、握力が低下したりします。
[治療]
 変形が強いときは、上腕骨の肘の部分で変形を矯正するように骨を切って(骨切り術)、鋼線やねじ釘(くぎ)で固定します。
 尺骨神経まひがあるときは、神経を周囲から剥離(はくり)して、引っ張られないような場所に移します。

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大辞林 第三版の解説

がいはんちゅう【外反肘】

腕をまっすぐのばしたときに、肘ひじから下の前腕部が外側にまがった形となる肘の変形。

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