外字(読み)がいじ

百科事典マイペディア「外字」の解説

外字【がいじ】

外字という言葉はもともとは和文タイプライターで特殊な用語を収容するために枠をあけておいたところから発しているが,コンピューター用語では,標準で備えていない文字記号ユーザーが作成して登録した文字のことをいう。ワードプロセッサーソフトウェアには外字が作成できる機能が付属しているのが普通であり,ユーザーが画面上で確認しながら外字パターンを作成できるようになっている。作成した外字は読みや句点番号で呼び出すことができるが,あくまで作成した環境で使えるだけで,他のコンピューターでは外字部分が見えなくなる。外字が問題とされるのは,多くの異体字を含む日本の多様な文字文化(漢字のみで約10万とされる)・活字文化を電子的に継承発展させるための電子文字の大きな足かせとなっていることであり,文献史料や書誌情報のデータベースづくりの阻害要因の一つとなっていることである。現在のワープロやコンピューターには約7000字種(JIS第1,第2水準)の漢字しかなく,さらに補助漢字約6000字が用意されつつあるが,合計でも1万3000字種程度であり,それ以外の漢字は依然として外字扱いとなる。電子化が急速に進んでいる中国・韓国の漢字文化圏の中で,日本語の対応の遅れが指摘されている。→JIS漢字コードユニコード

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デジタル大辞泉「外字」の解説

がい‐じ〔グワイ‐〕【外字】

外国の文字。
常用漢字表にない文字。表外字表外漢字。→表外音訓[補説]
external character》パソコンなどで、標準的に備えられている以外の文字。特にJISの漢字符号体系外の文字で、ユーザーが独自に作成・追加した文字を指す。同じ文字コード字形データの組み合わせを登録したコンピューター同士であれば、どちらも同一の文字を表示できる。「外字登録」

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精選版 日本国語大辞典「外字」の解説

がい‐じ グヮイ‥【外字】

〘名〙
① 外国、特に欧米の文字。
② ある規準の中に含まれない文字。特に、常用漢字表に載せられていない文字。表外字。
※造本と印刷(1948)〈山岡謹七〉四「『外字』(がいじ)とゆう最も使い方の少いのが約6300字ばかりある」
③ ワープロなどで、標準的に備えられている文字以外の文字。特にJISの漢字符号体系外の文字。

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パソコンで困ったときに開く本「外字」の解説

外字

OSやソフトで利用可能な文字コードに登録されていない特殊な文字を、文字コードの空き部分に特別に登録したもののことです。「外字エディタ」を使って作成・登録が可能です。特殊な人名や記号が表示可能になりますが、登録したパソコンでしか表示できないので、利用範囲が限られます。
⇨JISコード、文字コード

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ASCII.jpデジタル用語辞典「外字」の解説

外字

ユーザーまたはメーカーが独自に作成して登録した文字。ユーザー定義文字とも呼ぶ。JISコード表に含まれていない、異字体や記号などを利用したい場合に作成する。Windows 98などでは、付属する外字エディターで外字を作成し、登録できる。

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IT用語がわかる辞典「外字」の解説

がいじ【外字】

コンピューターにあらかじめ登録されていない文字。特殊記号・絵文字・漢字の異体字など、文字コードに登録されていない文字を利用者またはメーカーが独自に字形を定義したもの。◇「ユーザー定義文字」ともいう。

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