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大カフカス山脈 だいかふかすさんみゃくБольшой КавказBol'shoy Kavkaz 

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大カフカス山脈
だいかふかすさんみゃく
Большой Кавказ Bol'shoy Kavkaz 

ロシア連邦南西部とジョージアグルジア)、アゼルバイジャン両共和国にまたがり、黒海とカスピ海の間を走る大山脈。日本では一般にカフカス山脈といえば大カフカス山脈をさす。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大カフカス山脈
だいカフカスさんみゃく
khrebet Bol'shoi Kavkaz

カフカス地方中央部にある山脈。英語ではコーカサス山脈 Caucasus Mountainsと呼ばれる。北にロシア領のプレドカフカジエ (前カフカス地方) ,南にジョージア(グルジア)およびアゼルバイジャン領のザカフカジエ (後カフカス地方) を分かち,黒海北東岸のアナパからカスピ海西岸のアプシェロン半島にかけて北西-南東方向に延びる。長さ約 1200km。最大幅約 180km。地体構造的には東はパミール高原カラコルム山脈ヒマラヤ山脈,西はバルカンの山々からアルプスピレネー山脈へ連なる大褶曲山脈の一部をなす。新期造山帯に属し,壮年期の高峻な山容を示す。 4000~5000m級の高峰も数多く,氷河も発達し,総面積は 1780km2に及ぶ。最高峰はエリブルース山 (5642m) 。地形的には,西カフカス山脈 (エリブルース山から西) ,中部カフカス山脈 (エリブルース山からカズベク山まで) ,東カフカス山脈 (カズベク山から東) の三つに分類される。北麓は比較的乾燥し冬の寒さが厳しいステップ気候に属するが,南麓のクラ川,リオニ川流域の低地帯は冬でもかなり温暖で,地中海性気候に近く,降水量も多い。山麓地方は石炭,鉄鉱石,亜鉛,スズ,銅,モリブデンマンガンなどの地下資源に恵まれ,また石油,天然ガスの産出地として知られる。 1999年西カフカス山脈は世界遺産自然遺産に登録された。

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