大正製薬(読み)たいしょうせいやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大正製薬」の意味・わかりやすい解説

大正製薬
たいしょうせいやく

医薬品製造会社。1912年大正製薬所として創業,1927年鎮咳去痰薬「パブロン」を発売。1928年株式会社に改組。1948年現社名に変更。目薬鎮痛剤などの一般用医薬品や医療用医薬品を発表後,1962年にドリンク剤「リポビタンD」を発売。1999年には日本初の壮年性脱毛症向け発毛剤「リアップ」を発売。2002年富山化学工業との共同出資により大正富山医薬品を設立。2006年養命酒製造を持分法適用関連会社とする。2008年ビオフェルミン製薬を連結子会社化。2011年大正製薬ホールディングスを設立して傘下に入る。大正製薬ホールディングスが 2012年大正富山医薬品,養命酒製造,トクホンを,2014年ビオフェルミン製薬を完全子会社化。アジアを中心に医薬品,ドリンク剤等の製造・販売拠点をもつ。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「大正製薬」の解説

大正製薬

正式社名「大正製薬株式会社」。英文社名「TAISHO PHARMACEUTICAL CO., LTD.」。製薬業。大正元年(1912)前身の「大正製薬所」創業。昭和3年(1928)株式会社化。同23年(1948)現在の社名に変更。本社は東京都豊島区高田。大衆薬のシェアトップクラス。主力商品はドリンク剤「リポビタンD」。医療用医薬品の製造も手がける。東京証券取引所第1部旧上場。平成23年(2011)持株会社設立による完全子会社化にともない上場廃止

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