日本歴史地名大系 「大浦神社」の解説
大浦神社
おおうらじんじや
市街から旧道を西へ向かうと松並木のなかに拝殿・幣殿・本殿が南北に並ぶ。祭神は応神天皇。明治二年(一八六九)に現社名を名乗り、それ以前は大浦八幡宮と称した。同一〇年の「大浦神社記」では境内二千二九〇坪。由緒・創立年代ともに未詳であるが、安倍晴明の建立といわれる。永禄年間(一五五八―七〇)に細川通董の崇敬を受け、社領二〇町と宝物の寄進があったという。もとは寄島に鎮座していたが、同人によって現在地に遷座されたといわれる。社殿は元和三年(一六一七)以後に再建され、修理が加えられている。氏子は
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報