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大農論 だいのうろん

世界大百科事典 第2版の解説

だいのうろん【大農論】

欧米の農法を導入し,畜力・機械を使用する大規模農業を日本に移植しようとする主張在来の零細分散的な日本農業の改良のために唱えられたもので,明治初期の殖産勧農政策の一部をなす発想である。具体的には広大な未開発地を有する北海道を管轄する開拓使の農事試験機関や札幌農学校などで実験や教育が行われた。この主張が現実に社会的な意味をもつにいたったのは,1880年代後半から90年代にかけてであり,1886年に北海道を視察した井上馨やマックス・フェスカがこれを主張したこと,88年札幌農学校教授佐藤昌介が《大農論》を著したことなどがそのきっかけとなった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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