天人峡温泉(読み)てんにんきようおんせん

日本歴史地名大系 「天人峡温泉」の解説

天人峡温泉
てんにんきようおんせん

[現在地名]上川郡東川町天人峡

東川町の東部忠別ちゆうべつ川上流右岸にある大雪山国立公園内の温泉。泉温は摂氏五四度、泉質ナトリウムカルシウム、マグネシウム硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉。忠別川が大雪山麓の溶岩地形を削り取って形成した天人峡の中ほどにある。明治三〇年(一八九七)松山多米蔵により発見され、松山まつやま温泉と称していたが、昭和一一年(一九三六)に天人峡温泉と改称された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「天人峡温泉」の意味・わかりやすい解説

天人峡温泉
てんにんきょうおんせん

北海道中央部、大雪(たいせつ)山旭(あさひ)岳の南西にある温泉。羽衣の滝(はごろものたき)の約1キロメートル下流に位置する。天人峡の右岸、天然林に囲まれた静かな環境にあり、トムラウシ山への登山口にあたる。泉質は硫黄(いおう)泉。大きなホテルなどの施設があり、旭川(あさひかわ)市からバスで約1時間。

岡本次郎

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天人峡温泉」の意味・わかりやすい解説

天人峡温泉
てんにんきょうおんせん

北海道中央部,東川町の大雪山南西麓標高 750mに位置する温泉。泉質は硫酸塩泉。泉温は 57℃。胃腸病に効能がある。忠別川のつくるみごとな天人峡谷にあり,大雪山系旭岳 (2290m) やトムラウシ山 (2141m) への登山口。

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デジタル大辞泉プラス 「天人峡温泉」の解説

天人峡温泉

北海道上川郡東川町、道中央部、大雪山旭岳の南西に位置する温泉。旧称は松山温泉。

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