天草石(読み)あまくさいし

大辞林 第三版の解説

あまくさいし【天草石】

天草下島の西海岸地方に産する良質の陶石。流紋岩が熱水変質をうけてできたもの。主成分は石英。絹雲母・カオリン・長石を伴う。白色緻密で、白色磁器・高圧碍子がいしなどに利用。茶碗石。天草陶石。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天草石
あまくさいし

熊本県天草下島(しもしま)の西海岸で、陶磁器製造用の原料として、17世紀末以来採掘されている陶石。日本でもっとも良質のものといわれ、天草陶石ともよばれる。石英を主体とし、絹雲母(きぬうんも)やカオリンを伴う白色、緻密(ちみつ)な岩石で、白亜系に貫入したガラス質流紋岩が熱水変質作用を受けて陶石化したもの。長さ数百メートル、幅20メートル前後の鉱体が多い。各種陶磁器や高圧碍子(がいし)などに広く利用される。建築用石材や砥石(といし)に使われている天草上島(かみしま)の石英粗面岩も、天草石の名でよばれる。[斎藤靖二]

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精選版 日本国語大辞典の解説

あまくさ‐いし【天草石】

〘名〙 熊本県天草島下島に産する陶石。石英粗面岩の陶土化したもので、天草焼や天草すずりの原料。天草陶石。天草土。

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