硬質磁器(読み)こうしつじき(英語表記)hard porcelain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硬質磁器
こうしつじき
hard porcelain

カオリン 50%,石英 25%,長石 25%を標準組成とした磁器で,焼成温度が 1350℃以下の低火度磁器と,それ以上の高火度磁器とに区別される。低火度磁器は透光性などはすぐれているが,機械的強度や耐熱性などで劣る。主として食器類や装飾器,モザイクタイル,電磁器,その他の化学工業用磁器に用いる。高火度磁器は緻密で機械的な強度などのすぐれた高級磁器。高級食卓器用,装飾品用のほか,多くの電気用,理化学用,化学工業用磁器として使用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

大辞林 第三版の解説

こうしつじき【硬質磁器】

摂氏900度ほどで焼いた素地きじに釉うわぐすりをかけ、さらに摂氏1400度ほどで焼き上げた磁器。色が白く緻密。食器・電気器具に用いる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

食器・調理器具がわかる辞典の解説

こうしつじき【硬質磁器】

原料に長石を主とした媒溶剤(融点を低くする働きをする物質)の成分を少量用い、施釉(せゆう)後の焼成を軟質磁器に比べて高温で行う磁器。白く緻密で透光性があり、傷が付きにくい。主として学術的・工業的な区分に用いる用語であり、厳密な規定はない。有田焼、マイセンなどのほか、こんにちの実用的な磁器はほとんどがこれにあたる。◇「硬磁」「硬磁器」ともいう。⇒磁器

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

硬質磁器の関連情報