太宗寺(読み)たいそうじ

精選版 日本国語大辞典 「太宗寺」の意味・読み・例文・類語

たいそう‐じ【太宗寺】

東京都新宿区新宿二丁目にある浄土宗の寺。山号は霞関山。増上寺末寺。慶長年間(一五九六‐一六一五内藤重頼創建境内閻魔堂があり、江戸時代「新宿の閻魔」として知られた。

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日本歴史地名大系 「太宗寺」の解説

太宗寺
たいそうじ

[現在地名]新宿区新宿二丁目

霞関山と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。江戸時代の境内古跡拝領地は七千三九六坪余。徳川家康の関東入部直後に内藤清成(信濃高遠藩内藤氏の祖)が四谷屋敷を拝領した頃、すでに太宗という僧侶が小さな庵を結んでいたという。清成の子内藤家四代正勝がここに葬られ、五代重頼は境内地七千三九六坪を寄進寺院として体裁が整えられた。

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