太宗寺(読み)たいそうじ

日本歴史地名大系 「太宗寺」の解説

太宗寺
たいそうじ

[現在地名]新宿区新宿二丁目

霞関山と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。江戸時代の境内古跡拝領地は七千三九六坪余。徳川家康の関東入部直後に内藤清成(信濃高遠藩内藤氏の祖)が四谷屋敷を拝領した頃、すでに太宗という僧侶が小さな庵を結んでいたという。清成の子内藤家四代正勝がここに葬られ、五代重頼は境内地七千三九六坪を寄進寺院として体裁が整えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android