奇絶峡(読み)キゼツキョウ

デジタル大辞泉 「奇絶峡」の意味・読み・例文・類語

きぜつ‐きょう〔‐ケフ〕【奇絶峡】

和歌山県南西部、田辺市を流れる右会津川上流にある峡谷高尾山(標高606メートル)と三星山(標高549メートル)の山間約2キロメートルにわたり奇岩・巨岩が見られる景勝地滝上絶壁堂本印象派の原画もとに刻んだ7.3メートルの摩崖仏がある。桜と紅葉名所

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「奇絶峡」の意味・わかりやすい解説

奇絶峡
きぜつきょう

和歌山県南西部、田辺(たなべ)市を流れる右会津(みぎあいづ)川の峡谷。上流東岸の高尾山(606メートル)と西岸の三星山(549メートル)間は約2キロメートルにわたって両岸が絶壁となって迫り、川床には巨岩が塁積し、川は激流となって流れる。渓流にはカジカガエルが生息し、サクラ、紅葉の名所である。田辺南部白浜海岸県立自然公園(たなべみなべしらはまかいがんけんりつしぜんこうえん)に含まれ、不動滝の上の巨岩には堂本印象の原画による磨崖仏(まがいぶつ)が彫られている。JR紀勢本線(きのくに線)紀伊田辺駅からバスの便がある。

[小池洋一]


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デジタル大辞泉プラス 「奇絶峡」の解説

奇絶峡

和歌山県田辺市を流れる右会津川中流域に連なる渓谷。田辺南部白浜海岸県立自然公園に含まれ、国指定名勝「南方曼陀羅の風景地」の構成地のひとつでもある。春の桜、秋の紅葉など、四季折々の渓谷美が楽しめる景勝地。

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事典・日本の観光資源 「奇絶峡」の解説

奇絶峡

(和歌山県田辺市)
紀の国の名水50選」指定の観光名所。

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