女暫(読み)おんなしばらく

改訂新版 世界大百科事典 「女暫」の意味・わかりやすい解説

女暫 (おんなしばらく)

歌舞伎狂言時代物。1幕。1746年(延享3)11月江戸中村座における《天地太平記》で,初世嵐小六が初演。明治以後は外題も《女暫》として上演されている。《》の主人公を女に替えたもので,座頭級の女方によって演じられる。荒事でありながら女であることを忘れずにつとめることが要点で,聞かせどころのつらね最後に〈オオ恥ずかし〉と付け加えるなどの工夫がある。
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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「女暫」の解説

女暫
(通称)
おんなしばらく

※〓1字めは「舟」の右に「奥」。〓2字めは「舟」の右に「君」。
歌舞伎浄瑠璃の外題。
元の外題
顔見勢素〓〓取 ほか
初演
明和7.11(江戸・森田座)

女暫
(別題)
おんなしばらく

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
惶弓勢源氏
初演
宝暦5.11(江戸・中村座)

女暫
おんなしばらく

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
明治34.11(東京市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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