コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

学校体系(読み)がっこうたいけい(英語表記)school system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

学校体系
がっこうたいけい
school system

近代の学校はいくつかの学校系統から成立しており,その総合的な構成組織が学校体系である。したがって学校体系は,学校制度の基本構成を示すものであるともいえる。学校の発達を歴史的にみると,まず社会の支配階層 (貴族) の学校が成立し,のちに庶民階層の学校が生れ,両者は別個の学校系統として発達した。ところが 20世紀になってからは両者を統合した学校体系が次第に発達した。これが学校体系の2類型であり,前者すなわち貴族系統の学校と庶民系統の学校が並列したものを複線型,後者すなわち全国民に共通に開放された単一系統の学校体系を単線型と呼んでいる。学校体系の複線型から単線型への移行は,社会の民主化に伴う教育の機会均等の原理に基づくものであるが,また近代国家の管理のもとに国民教育組織が成立し,公教育制度が発達したことによるものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

学校体系【がっこうたいけい】

各種の学校を全体的な関連の下に有機的にとらえる概念。一般に,年齢段階に応じた学校の接続関係を段階性,学校の種類に応じた横の関係を系統性という。通常,学校段階は初等,中等,高等の3段階を採り,学校系統は単線型と複線型に分かれる。歴史的には社会階層に応じた複数の学校系統を持つ複線型の学校系統が成立し,19世紀から20世紀にかけて共通単一の単線型に向けて改革がおこなわれている。その改革のための運動を統一学校運動という。
→関連項目学校令教員実業学校中等教育統一学校運動6・3制

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

RE100

2014年に国際環境NGO「The Climate Group」が開始した国際的な企業連合。業務に使用する電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目的としている。認定を受けるためには、「企業...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android