安威古墳群(読み)あいこふんぐん

日本歴史地名大系 「安威古墳群」の解説

安威古墳群
あいこふんぐん

[現在地名]茨木市安威・安威三―四丁目

安威川と佐保さほ川に挟まれた標高約八五メートルの丘陵尾根上に分布する約二〇基の古墳によって形成される。同じ丘陵の中腹には延喜式内社の阿為あい神社が鎮座。古墳のうち西側に位置する0号墳や一号墳は前期に属する古墳であるが、東側に位置する諸古墳には横穴式石室を内部主体とするものが多く、埴輪須恵器・鉄刀・金環・馬具などの遺物出土している。

昭和五六年(一九八一)に0号墳と一号墳の発掘調査が行われた。0号墳は最西端に位置する径約一五メートルの円墳で、墳丘からは土師器片が出土する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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