安楽兼道(読み)アンラク カネミチ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「安楽兼道」の解説

安楽 兼道
アンラク カネミチ


肩書
貴院議員(勅選),警視総監

旧名・旧姓
旧姓=新納

生年月日
嘉永3年12月12日(1850年)

経歴
明治4年御親兵として上京、6年除隊。7年警視庁警部、9年前原一誠の乱に山口県に出張、10年西南役に先だって帰郷、私学校党など各地遊説。13年石川県警部、警察課長。14年警視庁警視、15年高知県警察部長、19年熊本県警察部長、28年同県書記官、29年山口県知事、30年福島、31年岐阜県各知事。32年内務省警保局長、33年伊藤博文内閣の警視総監となり、以後39、44年の西園寺公望内閣、大正2年山本権兵衛内閣で総監を務めた。37年勅選貴院議員、錦鶏間祗候

没年月日
昭和7年4月12日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「安楽兼道」の解説

安楽 兼道
アンラク カネミチ

明治・大正期の薩摩藩士 貴院議員(勅選);警視総監。



生年
嘉永3年12月12日(1851年)

没年
昭和7(1932)年4月12日

旧姓(旧名)
新納

経歴
明治4年御親兵として上京、6年除隊。7年警視庁警部、9年前原一誠の乱に山口県に出張、10年西南役に先だって帰郷、私学校党など各地で遊説。13年石川県警部、警察課長。14年警視庁警視、15年高知県警察部長、19年熊本県警察部長、28年同県書記官、29年山口県知事、30年福島、31年岐阜県各知事。32年内務省警保局長、33年伊藤博文内閣の警視総監となり、以後39、44年の西園寺公望内閣、大正2年山本権兵衛内閣で総監を務めた。37年勅選貴院議員、錦鶏間祗候。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安楽兼道」の解説

安楽兼道 あんらく-かねみち

1851*-1932 明治-大正時代官僚,政治家
嘉永(かえい)3年12月12日生まれ。明治8年警視庁警部補となり,高知県・熊本県警察部長などを歴任後,山口,岐阜などの県知事をつとめる。33年以来3度警視総監となった。37年貴族院議員。昭和7年4月12日死去。83歳。薩摩(さつま)(鹿児島県)出身本姓は新納(にいろ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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