遊説(読み)ユウゼイ

デジタル大辞泉 「遊説」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜい〔イウ‐〕【遊説】

[名](スル)意見主張を説いて歩くこと。特に、政治家各地演説して回ること。「地方遊説する」
[類語]演説弁論言論挨拶立会演説街頭演説スピーチテーブルスピーチ

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精選版 日本国語大辞典 「遊説」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜいイウ‥【遊説】

  1. 〘 名詞 〙 自分の意見、主張などを説いてあるくこと。特に、政治家などが各地を演説して回ること。ゆうせつ。
    1. [初出の実例]「春秋七国之間、乱離蝉聯、遊説之士宿詐畜姦」(出典:済北集(1346頃か)一九・通衡之四)
    2. [その他の文献]〔史記‐斉太公世家〕

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普及版 字通 「遊説」の読み・字形・画数・意味

【遊説】ゆう(いう)ぜい

諸国に説きめぐる。〔前漢紀、孝武紀一〕辯辭をり、詐謀を設け、天下に馳(ちちく)し、以て時勢(もと)むる、之れをと謂ふ。

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世界大百科事典(旧版)内の遊説の言及

【旅】より

… 春秋戦国時代には各国で諸子百家と呼ばれるさまざまな学派が生まれたが,彼らは自説が受け入れられる実践の場を求めて諸侯の間を旅してまわった。そのなかでも任俠にもとづく交友を結び,世間を渡り歩く者を遊俠といい,とくに弁説をもって政治を動かそうと諸国を巡るものを遊説といい,一見仁者のような説をなして徒党を組み,権勢を握ろうとするものを遊行といった(荀悦《漢紀》)。その中で第1にあげるべきものは儒教をとなえた孔子で,みずから弟子をひきつれてつねに諸国に遊説し,東西南北の人といわれた。…

※「遊説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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