宗谷湾（読み）そうやわん

日本歴史地名大系 「宗谷湾」の解説

宗谷湾
そうやわん

北海道の最北部、東の宗谷岬と西の野寒布（のしやつぷ）岬の間に位置し、宗谷海峡に面する。両岬の間は約二四キロ、湾の奥行は約九キロで、湾内の最大水深は約三〇メートル。野寒布岬の半島基部に稚内市街と稚内港があり、稚内港は漁業、フェリーの基地となっている。その東方に声問（こえとい）岬があり、東側に北流してきた声問川が注ぐ。湾奥中央は声問岬を除き砂丘に富んだ砂浜海岸となっている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗谷湾」の意味・わかりやすい解説

宗谷湾
そうやわん

北海道北端の宗谷岬とその西方野寒布 (のしゃっぷ) 岬の間にある湾。両半島部周辺と湾奥の声問 (こえとい) 付近に岩礁がある。西岸の野寒布岬側に稚内港があり，東岸の宗谷岬は江戸時代に樺太 (サハリン) への渡航地として栄えた。

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