日本歴史地名大系 「稚内港」の解説 稚内港わつかないこう 北海道:宗谷支庁稚内市稚内村稚内港[現在地名]稚内市港一―五丁目など稚内市の北西部、野寒布(のしやつぷ)岬の南東に位置し、宗谷湾に面する。昭和三二年(一九五七)五月に重要港湾の指定を受けた。港湾区域一八〇〇ヘクタール、被覆内泊地面積二八二万二二〇〇平方メートル、外郭施設延長二万四三四七メートル。中央埠頭・北洋(ほくよう)埠頭・天北(てんぽく)埠頭・末広(すえひろ)埠頭・北(きた)埠頭(フェリー埠頭)がある。年間の取扱貨物量三〇九万九〇〇〇トン、ロシア船舶の入港数三千九五九隻。姉妹港湾はアメリカのアンカレッジ港、友好港湾はロシアのコルサコフ港である(平成一四年「北海道の港湾・空港」)。近世から明治初期までは宗谷(ソウヤ)が当地方における港の拠点であったが、明治二一年(一八八八)九月、官公庁が宗谷村から稚内村に移されると、稚内港が当地方の玄関口となった。「状況報文」によると小樽から一四七海里に位置し、冬季に流氷で港が封じられたときは西岸の「ラエラニ」を使用した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「稚内港」の解説 稚内港 北海道にある港。1953年3月設立。港湾管理者は、稚内市。重要港湾(1957年5月指定)。北方漁業の基地。サハリン、ロシアと結ぶフェリーが就航する。港湾区域面積は、1,800ヘクタール。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by