デジタル大辞泉
「宗谷岬」の意味・読み・例文・類語
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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宗谷岬
そうやみさき
日本最北端の岬で、北緯四五度三一分二二秒、東経一四一度五六分一一秒に位置。宗谷丘陵の先端にあたり、西方の野寒布岬とともに宗谷湾を形成する。岬突端は海岸段丘で宗谷岬灯台や旧海軍望楼があり、晴れた日はサハリン(樺太)が遠望できる。岬名は近世からみえ、玉虫「入北記」に「ソウヤ岬ヨリバツカイノ岬分明ニ見ヘニケル、サモ絶景ト云フベシ」とある。また宗谷岬の北西約一・二キロにある弁天島(周囲約五〇〇メートル)は「蝦夷日誌」(二編)に「ソウヤ岩」とみえ、「一名弁天島と云り。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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宗谷岬 (そうやみさき)
北海道本島北端の岬。稚内(わつかない)市に属する。先端は日本の国土の最北点にあたり,北緯45°31′の位置を占める。北は宗谷海峡をへだててロシア領サハリン(樺太)のクリリオン岬に面し,西は野寒布(のしやつぷ)岬と相対して宗谷湾を抱く。高さ30~40m,50~60mの2段の海岸段丘があり,段丘上は草地,ササ地で,先端に灯台と霧信号所,無線方位信号所があり,日露戦争当時の監視塔も残る。海沿いに国道238号線が通り,波打ちぎわに〈日本最北端の地〉の碑がある。海岸の周辺は弁天島などの小島をまじえて岩礁が広がり,岬の東側では幅700mに達する。岬の南東,大岬に地方港湾避難港の宗谷港がある。岬の南西6kmの宗谷には宗谷漁港があるが,この地はかつて松前藩の宗谷場所(交易所)としてにぎわい,1888年まで北海道北部の行政中心地であった。付近には宗谷護国寺跡,会津藩士の墓など史跡が多い。
執筆者:岡本 次郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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宗谷岬
そうやみさき
北海道北端の岬で、稚内市(わっかないし)に属す。西の野寒布岬(のしゃっぷみさき)との間に宗谷湾を抱く。北緯45度31分、東経141度56分に位置し日本の国土の最北点にあたる。宗谷丘陵の先端部で、標高30メートルの明瞭(めいりょう)な海岸段丘が発達し、段丘上の宗谷岬灯台(1885年点灯、高さ17メートル)には霧信号所、無線方向信号局が併置されている。「日本最北端の地」の碑が立つほか、大韓航空機撃墜事件慰霊の「祈りの塔」や戦没者慰霊碑など多くの碑が立っている。海岸には弁天島などの小島がある磯(いそ)が広がり、海沿いを国道238号が走り、夏季は観光地としてにぎわう。
[岡本次郎]
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宗谷岬【そうやみさき】
北海道最北端,北緯45°31′,東経141°56′にある岬。低い丘陵と海岸段丘からなり,宗谷海峡を隔ててサハリン(樺太(からふと))に対する。灯高40mの宗谷岬灯台がある。小集落の宗谷は江戸時代樺太への港で,1808年間宮林蔵もここから渡ったという。
→関連項目稚内[市]|稚内[駅]
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宗谷岬
そうやみさき
北海道北端の岬。北緯 45°31′22″,東経 141°56′12″で,北方領土を含まない場合の日本の最北端にあたる。北は宗谷海峡に臨み,西は宗谷湾を挟んで野寒布岬と相対する。岬付近は,標高 30~50mの海岸段丘と,幅 500m,水深 3mの波食台が発達する。段丘上の台地には灯台,霧信号所,無線方位信号所と望楼があり,晴天の日には,はるかに樺太(サハリン)を遠望できる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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宗谷岬
日本の歌の題名。作詞:吉田弘、作曲:船村徹。宗谷岬の風景を伸びやかに描いた歌で、作詞の吉田弘は稚内在住。
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