明治期の海軍機関中将,男爵 東京帝国大学教授;貴院議員。 宮原式汽缶の発明者。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
工学者、海軍機関中将。旧幕臣宮原木石(ぼくせき)(1827―1889)の子。明治初年、徳川家達(いえさと)に従って父とともに静岡にきて、静岡藩学校に学んだ。1872年(明治5)海軍兵学寮に入り、のちイギリスに留学して機関学を学び、帰国した。1895~1896年に宮原式汽罐(きかん)を発明、1896年に日本、イギリス両国の特許を得た。この水管式機関は1903年(明治36)海軍に採用され好成績を収めた。1898年工学博士、1900年機関総監、1906年海軍中将となった。この間に東京帝国大学工科大学教授として後進を指導した。1907年男爵を授けられ、1909年貴族院議員に選ばれた。なお父木石は蘭学(らんがく)にも通じた儒学者で、静岡藩学校で教鞭(きょうべん)をとった。
[山崎俊雄]
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